会長挨拶

            ご 挨 拶

 

 皆さん、こんにちは。(一社)新潟県計量協会の大平です。当協会のホームページをご覧いただきありがとうございます。  

 さて、計量に関心をお持ちの方は既にご存知かと思いますが、昨年11月に世界の計量関係者を驚かせる出来事がありました。それは18世紀末のフランス革命の頃に 「水1リットルの質量」 から考え出された「キログラム」の定義が約130年ぶりに改定されたことです。これまでは白金とイリジウムの合金で作られた人工物「国際キログラム原器」が質量の基準でしたが、日本や米国、ドイツなどの提案による今回の改定で、物理学に基づく「プランク定数」を介して定義されることとなりました。このことは日本の科学技術のレベルを世界に誇れる出来事でありました 。

 「キログラム」 の定義の改定などと少し難しいお話をいたしましたが、計量は普段の生活に密接な関係があります。スタンドでガソリンを給油する際のガソリンメーター、タクシーの運賃を支払う時のタクシーメーター、病院などで使われている体温計や血圧計、そしてスーパーやお肉屋さんでお買い物をする際に見かける料金はかりなど、さまざまな場面で皆様の日常を支えています。この「計量の役割の大切さ」を広く知っていただき、ご理解いただくことが当協会の大きな使命であると考えています。

  このホームページは当協会の活動を紹介するだけでなく、計量法の改定などの専門的な情報も提供していきたいと考えております。

  協会の会員の方はもとより多くの方が訪れ、計量の理解を深めていただけるよう事務局と共に充実した内容にしていきたいと考えております。

 宜しくお願い致します。         

                     2019年7月2日(火)             

             一般社団法人 新潟県計量協会

                   会 長  大 平 岳 男

                     (株式会社新潟計量システム 代表取締役)